それでも春は普通にやって来たが。
いつものように、桜舞い散る季節ですが。
今年は様相が違う。サクラを愛でながら楽しむこともできず。サクラはそんなことは知る由もなく、綺麗に咲こうとしていた。
曇りの日も晴れた日も。
例年のようにね。
駅前のサクラも同じ。
通行する人に春が来たよ、と告げているように見えた。
北の大地の遅く、短い春。
長い冬がようやく終わりを告げたのに。
こんなに素直に春の訪れを喜べないのは、東北の震災の時以来じゃないかな?と思う。
しかし、あの時はサクラに限らず、普通に季節が流れることは希望であり、復興頑張らなきゃ!と多くの人を勇気づけたと思うが。
そう思うと、今年のサクラは何とも寂しいものがある。
試練の春。いやこれからまだ先はいつまでなのか?すらわからない闘い。
自然は私達に頑張れよ!と頑張って咲いてくれた、と信じたい。希望のサクラ、そうあって欲しいものですね。
まだ北海道は東京などと同じ特定警戒都道府県に指定されたまま。
でも、ここ十勝に関しては対策が早かったのか?新型コロナウィルスの犠牲になられた方は極めて少ない。
みんなが我慢しながら、努力している賜物なんだろうか?
最も十勝は人口密度が低いから、限られた場所でないと、三密になるような危険性は少ないからか?それでも危機感はあるし、注意や警戒もしている。
本来なら穏やかな季節で春の訪れを喜びながら過ごしていたはず。
そして、次の冬までを頑張る光景が広がる。
この試練を乗り越えていかないといけない。
ここだけでなく、この国だけでなく、世界がね。
来年の春はまた普通にやって来るだろう。その時には春の喜びを素直に感じながら過ごせるようにと祈りたい。
2020.05.6
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